オフィスの歩み
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開業を始めて31年目となりました。
平成4年の4月、春日部のある保育園の部屋を週1日夜間に借していただいて、またその保育園の園長先生のご協力もあおぎながら、最初はカウンセラーは阿部真里子唯一人、開室時間も夜 6 時半から 9 時半までの 3 時間という小規模な相談室をはじめました。 当時は今のオフィスで使っているパンフレットとは雲泥の差のワープロで打ったごく簡単なチラシを阿部自身の手で1軒1軒ポスティングしたり、新聞の折り込み広告を利用したりしていました(今はホームページやSNSなど、いろんな媒体を使っていてその頃から見れば夢のような気がしています!!)。 そのうち、クライエントさんがどんどん増え、お手伝い下さるカウンセラーも集まってきたので思い切ってイトーヨーカドー近くの春日部西口の2 LDK のマンションを借り相談日も増やしました。4年後、そこも手狭になり、春日部駅東口徒歩6分の3 LDK の部屋を借りました。 そして、平成16年10月3日に現在の4LDKの日神パレステージ春日部元町公園にオフィスを移転いたしました。開業に伴ういろいろな苦難もありましたが、なんとかスタッフみんなの力を借りここまでやって来ました。 現在ではカウンセラーが10名勤務し、月のべ180件~230件の相談を扱っています。埼玉県市町村共済組合や東京カウンセリングセンターなどのEAP機関とも数多く提携しており、組合員の方は保険からの補助を受けるという制度もお使いいただけるようになりました。 所長 阿部の臨床の出発は埼玉県内のある精神科単科の病院での10年です。大学院に通いながら週2~3日勤務していました。それ以降、学生相談室、教育相談所、神経科クリニックなどの勤務と並行し、私立中学高校のスクールカウンセラーを13年、その後、埼玉県で文部省派遣の初代スクールカウンセラーを勤め、単位制高校を含め3校を経験しました。現在は東京都のスクールカウンセラーとして中学校に7年間勤務した後、高校に赴任しました。 |
これまで経験した様々な領域での経験が現在の開業に大きく役立っています。学校や医療機関からのクライエントさんの紹介も多くあります。平成8年に杉並区下井草で開業されていた故 河野良和先生に当オフィスの顧問になっていただき、ご指導をいただくことになりますますオフィスが発展しました。 平成14年に認定催眠士(旧催眠技能士)の資格を取り、自律訓練法や臨床催眠法を使ってのセラピーで、あがり、緊張、Ticやパニック障害などにも対応することが増えました。また、これまで、8月末に栃木県那須烏山で2泊3日で行われてきた自然体験活動の研修会も10年を区切りとして、11年目からは埼玉県内の施設(今は長瀞)で8月上旬に行われることとなりました。参加者の半数がクライエントさんで、半数がカウンセラー・教員・看護師・理学療法士などです。ほとんど外出できなかった方が長い距離を来られ、その後めざましく回復されるのにはいつも感動しています。令和元年10月には春日部市内の野口農園での日帰りプログラムで自然体験を満喫しました。
阿部真里子臨床心理オフィスでは人生をより良く、楽しく納得がいくように生きていくためのお手伝いをさせていただく、カウンセラーたちとの「素敵な出会いの場」としても機能していきたいと思っています。
阿部真里子臨床心理オフィスでは人生をより良く、楽しく納得がいくように生きていくためのお手伝いをさせていただく、カウンセラーたちとの「素敵な出会いの場」としても機能していきたいと思っています。
自叙伝
所長の阿部は小学校6年の夏休みの終わり間際に、九死に一生を得るような大病(腎臓病と血液の免疫系の疾患)に罹りました。輸血などの処置で何とか一命を取り止めました。それから、長い闘病生活やステロイド(副腎皮質ホルモン)や抗生物質による副作用にさんざん悩まされ、また、免疫低下のために、さまざまな種類の疾患(皮膚疾患や過敏性肺臓炎)も併発し、入院を繰り返したり、頻繁な通院などで辛く苦しい時代を30歳半ばまで過ごしました。 そのため、心と身体のつながり(心身相関や心の持ち方による免疫機能の回復)についての興味や関心が強まり、カウンセラーの道を志すことになりました。 阿部は自分自身の病気を癒すために、いろいろなこと(漢方薬や民間薬や気功やヨガなど)を試みましたが、最終的に一番手軽にできて安全だったのが、自律訓練法や暗示療法といった自己催眠の方法でした。それ自体が暗示として作用して回復を遅らせていた、「良くなりっこない」「何をやってもダメだ」といった絶望的な意識が「良くなりそう」「きっと治る」という意識に変わっていくと同時に、回復がどんどん進んでいきました。 今では、薬物ともすっかり縁が切れ、健康を回復し、朝早くから夜遅くまで仕事に従事することができるようになりました。身体が健康である有り難みをひしひしと実感しています。今では、これらの辛い体験が自分にとって、とても貴重な、必要な体験であったと、思えるようになりました。これまでの苦しい体験がすべて、カウンセリングという仕事にも役立っていることも感じています。 できれば現在苦しんだり、悩まれている皆様が所長の阿部と同様に、それ以上に回復され、心身の健康を得られるように、そして、少しでもそのお手伝いができればと願っています。 今は健康になれたので、平成15年3月末から乗馬を始めることもでき、体力が少しつきました。平成17年11月から。KMジャズタップダンスに入会して、 タップダンスを始め、病弱で運動をしてこなかった自分がどれくらい丈夫になれるのか試したいという気持ちがあります。 |